この記事でわかること
- 吸湿性とは何か
- 吸湿性が高い粉体・粒体で起こるトラブル
- 湿気による搬送性能への影響
- 吸湿性を考慮した保管・搬送方法
- ジェクター・ジェクロンを活用した効率的な搬送・回収方法
はじめに
粉体・粒体を扱う現場では、「吸湿性(きゅうしつせい)」が搬送性や品質に大きく影響します。
例えば、
- 保管中に固まってしまう
- ホッパーから排出されない
- 配管が詰まりやすくなる
- 搬送能力が低下する
といったトラブルは、粉体が空気中の水分を吸収することが原因となっている場合があります。
本記事では、吸湿性とは何か、搬送設備へ与える影響や対策について解説します。
吸湿性とは?
吸湿性とは、粉体や粒体が空気中の水分を吸収する性質のことです。
吸湿性の高い材料は、湿度の高い環境に置かれると粒子表面に水分を取り込み、流動性や搬送性が変化することがあります。
吸湿性が高い粉体で起こるトラブル
凝集
吸収した水分によって粒子同士が付着し、塊になりやすくなります。
ブリッジ現象
ホッパー出口で粉体が橋のようにつながり、排出できなくなることがあります。
ラットホール現象
中央だけが流れ、周囲の粉体が壁面に残る現象が発生しやすくなります。
配管閉塞
凝集した粉体が配管内で詰まり、搬送停止につながる場合があります。
品質の低下
吸湿によって粒径や流動性が変化し、品質のばらつきや歩留まり低下につながることがあります。
吸湿性に影響する要因
保管環境
湿度が高い場所では吸湿しやすくなります。
保管期間
長期間保管すると、徐々に水分を吸収して性質が変化することがあります。
粒径
粒子が細かいほど表面積が大きくなり、吸湿しやすい傾向があります。
材料の性質
粉体の種類によって吸湿しやすさは大きく異なります。
吸湿によるトラブルを防ぐポイント
湿度管理を行う
保管場所の湿度を適切に管理することで、吸湿を抑えやすくなります。
保管期間を長くしすぎない
必要以上の長期保管を避けることで、性質の変化を防ぎやすくなります。
定期的に設備を点検・清掃する
付着した粉体を除去することで、搬送トラブルの予防につながります。
粉体特性に適した設備を選定する
吸湿性の高い材料では、材料特性に合わせた搬送設備を選ぶことが重要です。
ジェクターによる効率的な搬送
空気搬送機ジェクターは、お手持ちのコンプレッサー(圧縮空気)と接続するだけで、
- 吸引
- 搬送
- 投入
- 排出(散布)
を一台で行える空気搬送機です。
木質ペレット、PKS、焼却灰、ブラスト材、パーライト保温材など、多様な粉体・粒体の搬送実績があります。
本体内部にはモーターや回転部などの駆動装置を持たないシンプルなストレート構造を採用しているため、
- メンテナンス負担を軽減できる
- 故障リスクを抑えやすい
- 安定した搬送性能を維持しやすい
という特長があります。
ジェクロンとの組み合わせで作業環境を改善
集粉機(サイクロン式集塵回収装置)ジェクロンを組み合わせることで、
- 搬送物と空気を効率よく分離
- 高性能フィルターによる集塵
- フレコンバッグへの連続回収
が可能になります。
粉じんを抑えながら効率よく回収できるため、作業環境の改善にも貢献します。
エコ・ワークの対応事例
エコ・ワークでは、
- 木質ペレット搬送
- PKS搬送
- ブラスト材回収・分別
- 焼却灰回収
- パーライト保温材回収
- セラミックボール回収・投入
など、多様な粉体・粒体搬送の実績があります。
材料の特性や保管環境を考慮し、最適な搬送設備をご提案しています。
まとめ
吸湿性は、粉体・粒体の流動性や搬送性能、品質に大きな影響を与える重要な性質です。
湿度管理や適切な保管方法、材料特性に合った設備選定を行うことで、搬送トラブルや品質低下の予防につながります。
粉体・粒体搬送設備の導入や改善をご検討中の方は、お気軽にエコ・ワークまでお問い合わせください。
関連動画
空気搬送機ジェクター導入事例|タンカー船内 木質ペレット回収・搬送作業
空気搬送機ジェクター導入事例|タンカー船内 PKS回収・搬送作業
空気搬送機ジェクター・分別機ジェクロン導入事例|ブラスト材回収・分別作業
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