粉体設備を運用している現場では、「ホッパー内の原料が突然落ちなくなった」というトラブルが発生することがあります。
この現象は一般的に「ブリッジ現象」と呼ばれ、粉体搬送設備や供給設備の停止につながる代表的なトラブルの一つです。
ブリッジ現象とは
ブリッジ現象とは、ホッパー内部で粉体同士がアーチ状に固まり、出口付近で詰まってしまう現象です。
表面上はホッパー内に原料が残っているように見えても、実際には排出が止まっている状態になります。
ブリッジ現象が発生する主な原因
粉体の付着性が高い
湿気を吸いやすい原料や粒子の細かい粉体は、互いに付着しやすくなります。
その結果、粉体同士が固まりやすくなり、ブリッジの原因となります。
ホッパー形状が適切でない
ホッパーの角度が浅い場合、粉体がスムーズに流れず滞留しやすくなります。
設備設計時の形状選定も重要なポイントです。
粉体の保管環境
湿度や温度変化によって粉体の性状が変化し、流動性が低下する場合があります。
梅雨時期や冬場にトラブルが増えるケースも少なくありません。
主な対策方法
ブリッジ対策としては以下の方法があります。
- ホッパー角度の見直し
- バイブレーターの設置
- エアレーション装置の導入
- 原料保管環境の改善
- 排出口形状の変更
設備や原料によって最適な方法は異なります。
まとめ
ブリッジ現象は生産停止や品質トラブルの原因となるため、早期の対策が重要です。
原因は設備だけでなく、原料特性や環境条件が関係している場合もあります。
粉体搬送設備では、配管閉塞も代表的なトラブルです。
詳しくは「粉体搬送で配管が詰まる原因とは?現場でよくあるトラブルと対策を解説」をご覧ください。
同じようなトラブルでお困りの際は、設備の状況に応じた改善方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
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