粉体搬送設備のテスト導入はできる?デモ機を活用するメリットと確認ポイントを解説

粉体・粒体搬送設備の導入を検討する際、

「本当にこの材料を搬送できるのか?」

「カタログ上の能力だけで機種を決めて大丈夫なのか?」

「実際の材料を使って導入前に確認できないか?」

と考えることがあります。

粉体・粒体は、材料名や粒径だけでは実際の搬送性を判断しにくい場合があります。

同じ種類の材料でも、

・粒径
・比重
・含水率
付着
・粒子形状
・固結の有無

などによって、搬送状態が変わるためです。

そのため、搬送可否を判断しにくい材料や特殊な使用条件では、実際の対象物を使用した搬送テストが有効です。

この記事では、粉体搬送設備を導入する前にテストを行うメリットと、確認しておきたいポイントについて解説します。

なぜ粉体搬送設備は導入前テストが重要なのか?

粉体・粒体搬送設備では、

「同じ機械なら、どの材料でも同じ能力で搬送できる」

というわけではありません。

例えば、粒径がほぼ同じ材料でも、

・軽い
・重い
・湿っている
・付着しやすい
・角ばっている
・崩れやすい

などの違いによって搬送性は変化します。

さらに、

・搬送距離
・高低差
・ホース径
・曲がり
・供給エアー量

などの設備条件も搬送能力に影響します。

そのため、仕様表だけでは判断しにくい場合があります。

カタログスペックだけでは分からないこと

粉体搬送設備のカタログには、

・搬送能力
・使用空気量
・配管径
・設備寸法

などが記載されています。

しかし、搬送能力は特定の条件を基準とした数値であることが多く、すべての材料・現場で同じ能力になるとは限りません。

例えば、

「最大○t/h」

という能力が記載されていても、

実際の材料が湿っている

搬送距離が長い

高低差が大きい

曲がりが多い

といった条件では、実際の能力が変化する可能性があります。

だからこそ、

「自社の材料・条件でどうなるか」

を確認することが重要です。

搬送テストで確認できること

実際の材料を使用したテストでは、さまざまなポイントを確認できます。

① 実際に搬送できるか

最も基本的なのが搬送可否です。

特に、

・湿った粉体
・付着性のある材料
・粒径が不均一な材料
・大きな粒を含む材料
・固まりやすい材料

などは、材料名だけで搬送可否を判断しにくい場合があります。

実物を使用することで、

「安定して吸引できるか」

「ホース内を正常に通過するか」

などを確認できます。

② 搬送量

単に搬送できるだけでは、設備として十分とは限りません。

例えば、

「1時間に1t処理したい」

という現場で、実際には200kg/hしか搬送できなければ、目的を達成できない可能性があります。

テストでは、

一定時間でどれくらい搬送できるか

を測定することで、必要な設備能力を満たせるか確認できます。

③ 詰まり・付着

粉体搬送で注意したいのが、

・ホース内での閉塞
・配管内部への付着
・吸入口での詰まり

です。

短時間なら問題なくても、連続搬送することで材料が徐々に付着する場合もあります。

特に水分や粘着性のある材料では、こうした確認が重要です。

④ 適した機種

搬送できることが分かっても、

「どの大きさの設備を選ぶか」

という問題があります。

必要以上に大型の機種を選べば、

・設備費
・必要空気量
コンプレッサー
・取り回し

などが大きくなる可能性があります。

逆に能力不足の機種では、必要な処理量を確保できません。

搬送テストを行うことで、対象物と必要能力に適した機種を検討しやすくなります。

⑤ 必要なコンプレッサー能力

空気搬送機「ジェクター」は、コンプレッサーから供給される圧縮空気を動力として使用します。

そのため、ジェクター本体だけでなく、

「どの程度のコンプレッサーが必要なのか」

も重要です。

テストによって、

・必要な空気量
・使用圧力
・機種との組み合わせ

などを確認することで、実際の導入構成を検討しやすくなります。

⑥ ホース・配管構成

搬送テストでは、ホースについても確認できます。

例えば、

・ホース径
・吸入側の長さ
・排出側の長さ
・曲がり
・取り回し

などです。

摩耗性のある材料では、ホース材質についても検討が必要です。

⑦ 粉じん

微粉体を搬送する場合は、排出時の粉じんも確認しておきたいポイントです。

搬送そのものは問題なくても、

「排出時に大量の粉じんが発生する」

という場合があります。

こうした場合には、集粉機・集じん設備との組み合わせを検討します。

エコ・ワークでは、空気搬送機「ジェクター」と集粉機「ジェクロン」を組み合わせた構成も取り扱っています。

⑧ 搬送後の材料状態

材料によっては、

・破砕
・摩耗
偏析

などが問題になる場合があります。

特に製造原料などを搬送する場合は、

「搬送できるか」

だけではなく、

「搬送後の材料品質に問題がないか」

まで確認することが重要です。

どんな材料でテストを検討した方がいい?

すべての材料で必ずテストが必要というわけではありません。

一方、次のような場合は事前確認の価値が高くなります。

搬送実績の少ない材料

一般的な砂やペレットなどとは異なる特殊な材料の場合です。

水分を含む材料

湿気や含水率によって搬送性が大きく変化する場合があります。

付着性がある材料

ホース・配管内への付着や閉塞が発生する可能性があります。

粒径にばらつきがある材料

微粉から大きな粒まで混在している場合です。

塊が含まれている材料

最大粒径や塊の硬さによって吸入口・ホースを通過できるか確認する必要があります。

摩耗性が高い材料

ブラスト材や砂などでは、搬送可否だけでなくホースや排出部の摩耗も考慮します。

必要搬送量が明確に決まっている

生産工程などで、

「最低○t/h必要」

という条件がある場合は、実際の搬送能力を確認する価値があります。

テスト前に準備しておきたい情報

搬送テストを行う前に、実際の使用条件を整理しておくと、より現場に近い確認ができます。

例えば、

・対象物
・粒径
・最大粒径
・比重・かさ密度
・含水率
・必要搬送量
・吸入側の距離
・排出側の距離
・高低差
・使用予定のコンプレッサー
・現在の作業方法

などです。

すべての情報が分からなくても問題ありません。

現場写真や対象物の写真だけでも、設備検討の参考になる場合があります。

テスト用サンプルは実際の現場に近い状態にする

搬送テストでは、できるだけ実際に使用する材料と近い状態のサンプルを用意することが重要です。

例えば、

現場では湿っているのに、完全に乾燥したサンプルだけで試す

と、実際の使用条件と結果が異なる可能性があります。

また、粒径にばらつきがある材料の場合は、

細かい部分だけ

大きな粒だけ

ではなく、実際の現場に近い状態で確認する方が有効です。

テストでは「搬送できた」だけで判断しない

搬送テストで最も注意したいポイントです。

数kgの材料がホースを通過しただけで、

「問題なく搬送できる」

と判断するのは十分ではない場合があります。

可能であれば、

・一定時間連続して搬送する
・搬送量を測定する
・付着状態を確認する
・ホース内部を確認する
・排出状態を見る
・粉じんを確認する

など、実際の運用を想定した確認を行うことが重要です。

実際の現場で確認する方法もある

対象物だけでなく、

・搬送距離
・高低差
・作業スペース
・ホースの取り回し
・コンプレッサー設置場所

などが重要な場合は、現場条件を含めて検討する必要があります。

特に、

「設備内部から回収したい」

「高所へ投入したい」

「狭い場所から搬送したい」

「搬送距離が長い」

といった場合は、材料だけでなく現場レイアウトも設備選定に大きく影響します。

空気搬送機「ジェクター」は実物テストをご相談いただけます

エコ・ワークでは、空気搬送機「ジェクター」の導入を検討されている場合、実際の対象物を使用した搬送テストについてご相談いただけます。

ジェクターは、圧縮空気を動力として粉体・粒体を吸引・搬送する設備です。

これまで、

木質ペレット
PKS
・ブラスト材
焼却灰
フライアッシュ
パーライト
溶接砂
セラミックボール
・土砂

など、さまざまな対象物の搬送・回収に使用されています。

テストから導入までの流れ

一般的には、次のような流れで検討します。

STEP1 対象物・現場条件を確認

まず、

「何を、どこから、どこまで、どれくらい運びたいのか」

を確認します。

STEP2 搬送テストの条件を検討

対象物や現場条件から、

・使用機種
・ホース
・コンプレッサー
・確認項目

などを検討します。

STEP3 実際の対象物で確認

対象物を使用して、

・搬送可否
・搬送量
・詰まり
・付着
・排出状態

などを確認します。

STEP4 設備構成を検討

テスト結果をもとに、

・ジェクターの機種
・コンプレッサー
・ホース
・集粉設備
・周辺機器

などを検討します。

STEP5 導入

使用条件に適した設備構成で導入します。

短期間の使用についても相談できる

現場によっては、

「常設設備として購入する前に実際の現場で確認したい」

「特定の工事・作業期間だけ使用したい」

といったケースもあります。

こうした短期間の使用についても、使用条件や期間などを確認したうえでご相談を承っています。

ただし、すべての機種・時期で対応できるとは限らないため、まずは対象物や現場条件をお知らせください。

関連動画

実際の搬送事例を見ると、テスト時に何を確認すればよいかイメージしやすくなります。

タンカー船内の木質ペレット回収・搬送

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橋梁塗装現場のブラスト材回収・集粉・分別

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よくある質問

実際の材料を使って搬送テストできますか?

空気搬送機「ジェクター」について、実際の対象物を使用した搬送テストをご相談いただけます。

対象物や必要搬送量などを確認したうえで、テスト方法を検討します。

どのくらいの量のサンプルが必要ですか?

確認したい内容や対象物によって異なります。

搬送可否だけでなく連続運転時の状態などを確認する場合は、一定量のサンプルが必要になることがあります。

テストすれば必ず実際の現場と同じ結果になりますか?

テスト条件と実際の現場条件が異なれば、結果も変化する可能性があります。

そのため、搬送距離、高低差、対象物の状態など、できるだけ実際の使用条件に近づけて確認することが重要です。

現場でテストできますか?

現場条件や使用機種などによって異なります。

まずは対象物、搬送距離、現場環境などをご相談ください。

購入前提でないと相談できませんか?

搬送可否や設備選定を検討している段階でもご相談いただけます。

まずは現在の作業内容や対象物についてお聞かせください。

短期間だけ使用できますか?

使用期間や機種、時期などによって対応が異なります。

短期使用をご希望の場合も、まずはご相談ください。

まとめ

粉体・粒体搬送設備では、カタログスペックだけで実際の搬送性を判断することが難しい場合があります。

特に、

・水分を含む
・付着性がある
・粒径が不均一
・特殊な材料
・必要搬送量が決まっている
・長距離や高所へ搬送する

といった条件では、実際の対象物を使用した搬送テストが有効です。

テストでは、

・搬送可否
・搬送能力
・詰まり
・付着
・粉じん
・ホース仕様
・必要なコンプレッサー
・適した機種

などを確認できます。

重要なのは、

「搬送できたか」

だけではなく、

「実際の現場で必要な能力・作業性を満たせるか」

まで確認することです。

エコ・ワークでは、空気搬送機「ジェクター」について、実際の対象物を使用した搬送テストをご相談いただけます。

「この材料をジェクターで搬送できるか確認したい」

「購入前に実物で試したい」

「どの機種を選べばいいか分からない」

「現在の人力作業を省力化できるか確認したい」

といった場合は、お気軽にご相談ください。

[ジェクターの詳しい情報を見る]

[実際の対象物で搬送テストを相談する]

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補助金を活用できる可能性があります

人手不足や作業負担の軽減を目的とした設備導入では、 中小企業省力化投資補助金などを活用できる場合があります。 必要に応じて、見積書・製品仕様・導入効果など、 申請に必要となる設備関連資料の作成をお手伝いします。

※補助対象となるかどうかは、導入内容や事業計画、公募要件等によって異なります。

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焼却灰・フライアッシュ・木質ペレット・ブラスト材など、 各種粉粒体の回収・搬送・分別作業に対応しています。
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