この記事でわかること
- 化学工場で扱われる主な粉体・粒体原料
- 原料搬送や設備清掃で発生しやすい課題
- 空気搬送機を活用できる工程
- 導入前に確認したいポイント
- ジェクターを活用した設備改善の考え方
はじめに
化学工場では、さまざまな粉体・粒体原料を混合・反応・乾燥・包装する工程があり、多くの搬送作業が発生します。
代表的な搬送物として、
- 樹脂粉末
- 顔料
- 添加剤
- 炭酸カルシウム
- タルク
- 酸化アルミニウム
- 活性炭
- 無機粉体
- 各種化学原料
などが挙げられます。
これらの原料はサイロやホッパー、反応槽、混合設備などへ投入されますが、設備周辺へのこぼれや粉じんの発生により、清掃や回収作業へ多くの時間を要する場合があります。
現場によっては、
- スコップで回収している
- フレコンバッグへ積み替えている
- 台車で運搬している
- 定修工事中にまとめて清掃している
といったケースも少なくありません。
こうした作業を効率化する方法の一つとして、空気搬送機を活用できる可能性があります。
本記事では、化学工場における粉体原料の搬送・回収・投入作業を効率化する方法について解説します。
化学工場で扱われる主な搬送物
化学工場では製造する製品によって扱う原料は異なりますが、代表的な搬送物には次のようなものがあります。
- 樹脂粉末
- 顔料
- 炭酸カルシウム
- タルク
- 酸化アルミニウム
- 活性炭
- シリカ
- 各種添加剤
- 粉末薬品
- ペレット状原料
粉体だけでなく粒体も多く扱われるため、搬送物の性状に合わせた設備選定が重要です。
化学工場で発生しやすい課題
原料のこぼれによるロス
原料投入時やコンベア搬送時には、設備周辺へ粉体がこぼれる場合があります。
少量でも毎日積み重なることで、
- 原料ロス
- 清掃時間の増加
- 作業環境の悪化
につながる可能性があります。
粉じんの発生
細かな粉体原料では、投入時や混合作業中に粉じんが発生する場合があります。
粉じんが設備周辺へ堆積すると、
- 清掃頻度の増加
- 作業環境の悪化
- 設備への付着
- 保全作業の負担増加
などにつながることがあります。
人力による回収作業
設備周辺へこぼれた粉体を、
- スコップ
- ほうき
- 掃除機
- 台車
などで回収している現場もあります。
回収量が増えるほど、作業者への負担も大きくなります。
設備停止中の清掃
反応槽やホッパー、サイロ周辺では、設備停止中にまとめて清掃を行うケースがあります。
設備内部やピットへ堆積した粉体は、人力では回収に時間がかかることも少なくありません。
空気搬送機を活用できる工程
床面へこぼれた原料の回収
設備周辺へこぼれた粉体を吸引し、
- フレコンバッグ
- ドラム缶
- 回収容器
などへ直接搬送できる可能性があります。
ホッパーや設備周辺の清掃
ホッパーや混合設備周辺へ堆積した粉体を効率よく回収することで、設備停止時間の短縮につながる場合があります。
フレコンバッグからの原料投入
フレコンバッグへ保管された原料をホッパーや反応槽へ搬送する用途にも活用できます。
投入先が高所にある場合でも、ホースを延長することで搬送できる可能性があります。
集じん設備で回収した粉体の搬送
集じん設備へ回収された粉体を、
- 回収容器
- フレコンバッグ
- 処理設備
まで搬送する用途にも活用できる可能性があります。
定修工事中の設備清掃
定修工事では、設備内部や周辺へ残った粉体を回収する作業が発生します。
吸引ホースを延長することで、狭い場所や設備下部でも作業しやすくなる場合があります。
導入時に確認したいポイント
化学工場では搬送物によって性質が大きく異なります。
導入前には、
などを確認することが重要です。
特に吸湿しやすい粉体や付着性のある原料では、配管内で固まりが発生しないよう設備構成を検討する必要があります。
ジェクターを活用した設備改善
空気搬送機ジェクターは、お手持ちのコンプレッサー(圧縮空気)と接続するだけで使用できます。
ジェクターは、
- 吸引
- 搬送
- 投入
- 排出(散布)
を1台で行える空気搬送機です。
本体内部はシンプルなストレート構造で、駆動部を持たないため、メンテナンス性にも配慮されています。
化学工場では、
- 原料回収
- ホッパーへの投入
- フレコンバッグからの搬送
- 集じん設備との組み合わせ
- 定修工事時の設備清掃
などへの活用が考えられます。
搬送物によって適した設備構成は異なるため、エコ・ワークでは実際の搬送物を使用した搬送テストをご提案しています。
排出部の摩耗対策
空気搬送設備では、排出部が最も摩耗しやすい箇所です。
炭酸カルシウムやシリカ、無機粉体など摩耗性のある原料では、ホースや排出口が摩耗する可能性があります。
エコ・ワークでは、摩耗性の高い搬送物には排出部へ接続するセラミック補強耐摩耗ホースをご提案しています。
搬送物に適したホースを選定することで、設備の安定稼働や交換頻度の低減につながります。
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エコ・ワークのサポート
エコ・ワークでは、搬送物の性状や現場条件を確認したうえで、空気搬送機ジェクターを活用した設備構成をご提案しています。
化学工場で扱われる粉体原料についても、実際の搬送物を使用した搬送テストを行うことで、
- 安定して吸引・搬送できるか
- 必要な搬送能力を確保できるか
- 配管内で詰まりが発生しないか
- 原料の性状に適したホースが必要か
- 集粉機や分別機との組み合わせが必要か
などを事前に確認できます。
また、粉体の種類によっては吸湿性や付着性、摩耗性が大きく異なるため、搬送テストを実施することで、導入後のトラブル防止にもつながります。
「設備周辺へこぼれた原料を効率よく回収したい」
「フレコンバッグからホッパーへ投入したい」
「定修工事中の清掃時間を短縮したい」
「粉体搬送を省力化したい」
といったご相談にも対応しています。
まとめ
化学工場では、樹脂粉末や顔料、添加剤、炭酸カルシウム、タルクなど、多種多様な粉体・粒体を取り扱います。
これらの搬送・回収作業を効率化することで、
- 人力による作業負担の軽減
- 原料ロスの低減
- 清掃作業の効率化
- 作業環境の改善
- 設備停止時間の短縮
につながる可能性があります。
一方で、化学原料は粒径や比重、水分量、付着性、吸湿性などが大きく異なるため、搬送物に合わせた設備選定が重要です。
設備導入をご検討の際は、実際の搬送物を使用した搬送テストを行い、現場に適した設備構成を検討することをおすすめします。
設備導入や設備改善をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
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