この記事でわかること
- 粉体回収を外注するメリット・デメリット
- 外注費以外に考えたい「見えにくいコスト」
- 自社設備へ切り替えるメリット
- 外注と設備導入を判断するポイント
- ジェクターによる自社運用とエコワークのサポート
はじめに
工場や焼却施設、バイオマス発電所などでは、設備内部やピット、ホッパーなどに堆積した粉体・粒体を定期的に回収する必要があります。
こうした作業を自社で行わず、バキューム車などを所有する専門業者へ依頼している現場も少なくありません。
専門業者へ任せられることは大きなメリットですが、回収作業を繰り返す現場では、
- 毎回外注費が発生する
- 遠方から車両を手配している
- 専門作業員の確保が必要
- 業者との日程調整が必要
- 必要なタイミングですぐ作業できない
といった課題が生じる場合があります。
そこで検討したいのが、「回収作業そのものを自社で行えるようにする」という選択肢です。
本記事では、粉体回収を外注する場合と自社設備を導入する場合の違い、それぞれを判断するポイントについて解説します。
粉体回収を外注するメリット
外注には当然メリットがあります。
代表的なのは、
- 自社で専用設備を保有する必要がない
- 必要なときだけ依頼できる
- 専門業者へ作業を任せられる
- 自社で設備を維持管理する必要がない
といった点です。
特に、数年に一度しか発生しない作業や特殊な作業では、自社で設備を購入するより外注した方が合理的なケースもあります。
そのため、単純に「外注=高い」「自社設備=安い」と考えるべきではありません。
重要なのは、自社の作業頻度や運用条件を含めて比較することです。
外注費だけではない「見えにくいコスト」
粉体回収を外注する場合、見積書に記載された作業料金だけで判断してしまいがちです。
しかし、実際の運用では、
- 専門作業員の人件費
- 車両や機材の輸送費
- 遠方からの出張費
- 作業日程の調整
- 現場側の立会い
- 作業待ちによる時間的ロス
なども考える必要があります。
特に、近隣に対応できる専門業者がなく、遠方からバキューム車などを呼んでいる場合は、「粉体を回収する作業そのもの」以外のコストが大きくなることがあります。
「必要なときに作業できない」こともコストになる
外注依存で見落とされやすいのが、時間の問題です。
例えば、
「設備を停止したので、このタイミングで清掃したい」
と思っても、外注業者の予定が合わなければ、希望する日時に作業できない可能性があります。
反対に、自社で回収設備を保有していれば、
- 定期修繕
- 設備停止
- 原料切り替え
- 突発的な堆積物の回収
など、自社の都合に合わせて作業計画を立てやすくなります。
設備導入を検討するときは、金額だけでなく「作業の自由度」も比較したいポイントです。
自社設備を導入するメリット
粉体・粒体の回収設備を自社で保有すると、作業内容によっては次のようなメリットが期待できます。
- 外注回数を減らせる
- 必要なタイミングで作業できる
- 自社スタッフで対応できる
- 長期的な運用コストを抑えられる可能性がある
- 現場ノウハウを社内に蓄積できる
特に、年間を通して何度も同じような回収作業が発生する現場では、自社設備を導入するメリットが大きくなる可能性があります。
外注と自社設備、どちらを選ぶべき?
どちらが適しているかは、現場によって異なります。
判断するときは、少なくとも次の項目を確認しましょう。
① 年間の作業回数
回収作業が数年に一度なのか、毎月・毎週発生するのかによって、設備導入の費用対効果は大きく変わります。
② 1回あたりの外注費
作業料金だけでなく、車両輸送費や出張費なども含めた金額で比較することが重要です。
③ 自社スタッフで運用できるか
設備を購入しても、専門的な操作が必要であれば、新たな人材確保や教育が必要になる場合があります。
そのため、設備の「扱いやすさ」も重要な判断材料です。
④ 使用できる既存設備があるか
例えば、すでに工場でコンプレッサーを保有している場合、その圧縮空気を利用できる搬送設備であれば、既存インフラを活用できる可能性があります。
⑤ 今後も同じ作業が続くか
今後5年、10年と同じ回収作業が続くのであれば、1回の作業費ではなく、長期的な総コストで比較することが重要です。
「設備価格」ではなく「総コスト」で考える
例えば、自社設備の導入に100万円かかる場合、
「100万円の設備は高い」
と感じるかもしれません。
しかし比較対象が、
- 外注作業費
- 専門人材の人件費
- 車両輸送費
- 出張費
- 毎回の手配業務
などを含めて年間数十万円以上発生しているのであれば、見え方は変わります。
設備導入では、
購入価格 ÷ 使用年数
だけでなく、
現在の年間運用コスト × 今後の使用年数
という視点から比較することが重要です。
ジェクターなら粉体回収を自社運用できる可能性があります
ジェクターは、お手持ちのコンプレッサー(圧縮空気)と接続して使用する、吸引・搬送・投入・排出(散布)を1台で行える空気搬送機です。
シンプルなストレート構造で、駆動部を持たないことも特徴です。
これまで、
など、さまざまな粉体・粒体の回収・搬送に使用されています。
現場条件によっては、吸込側のホースを操作しながら回収できるため、これまで複数人や外部業者へ依存していた作業を、少人数の自社スタッフで運用できる可能性があります。
また、排出部は摩耗しやすいため、当社では使用する資材に応じて、排出側へ接続するセラミック補強耐摩耗ホースもご提案しています。
「自社で使えるか不安」という企業へ|全国で運用指導を行っています
自社設備への切り替えを検討するとき、
「購入しても現場で使いこなせるだろうか」
「社員へどうやって操作を教えればいいのか」
という不安を持つ企業もあると思います。
エコワークでは機器を販売するだけでなく、全国の現場でジェクターの使い方や運用方法の指導を行っています。
実際の資材や搬送距離、設備配置などを確認しながら、
- ホースの取り回し
- 吸引方法
- 搬送方法
- 現場に合わせた運用方法
などをご説明します。
設備を導入することが目的ではなく、実際の現場で自社スタッフが活用できる状態をつくることが重要だと考えています。
外注をゼロにする必要はない
自社設備を導入したからといって、すべての作業を内製化する必要はありません。
例えば、
- 日常的な清掃・回収 → 自社設備
- 大規模修繕・特殊作業 → 専門業者
というように使い分ける方法もあります。
重要なのは、これまで「外注するしかない」と考えていた作業に、自社運用という選択肢を持つことです。
自社でできる作業を増やすことで、外注費だけでなく、作業計画の自由度や人員配置の改善にもつながる可能性があります。
まとめ
粉体回収を外注するか、自社設備を導入するかは、設備価格だけでは判断できません。
比較する際は、
- 年間の外注費
- 車両・機材の輸送費
- 専門人材の人件費
- 作業頻度
- 日程調整の負担
- 自社スタッフで運用できるか
- 今後何年間使用するか
まで含めて考えることが重要です。
特に、同じ回収作業を繰り返している現場では、自社設備を導入することで長期的な運用コストを改善できる可能性があります。
エコワークでは、設備選定だけでなく、全国の現場で操作方法や運用方法の指導まで行っています。
「現在バキューム車を定期的に手配している」
「遠方から専門業者を呼んでいる」
「この回収作業を自社でできないだろうか」
とお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
現場条件を確認したうえで、ジェクターを活用できるかご提案いたします。
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