はじめに
粉体・粒体を搬送・保管する工程では、「偏析(へんせき)」と呼ばれる現象が発生することがあります。
偏析が起こると、
- 製品品質にばらつきが出る
- 配合比率が変わってしまう
- 品質不良やクレームにつながる
- 再混合が必要になる
など、製造工程にさまざまな影響を及ぼします。
本記事では、粉体・粒体の偏析が起こる原因や、品質を維持するための対策について解説します。
偏析とは?
偏析とは、粒径や比重の異なる粉体・粒体が搬送や投入の過程で分離してしまう現象です。
例えば、
- 大きな粒だけが一か所へ集まる
- 細かい粉だけが下へ沈む
- 比重の重い材料が偏る
といった状態になり、均一な品質を保てなくなることがあります。
偏析が発生する主な原因
粒径の違い
粒の大きさが異なる材料を混合すると、搬送中の振動などで分離しやすくなります。
比重の違い
比重差が大きい材料では、重い粒子と軽い粒子が分かれてしまうことがあります。
落下高さ
高い位置から投入すると、粒子の運動エネルギーが大きくなり、偏析が発生しやすくなります。
搬送時の振動
コンベアや運搬中の振動によって粒子が移動し、偏析が進行することがあります。
偏析による影響
品質のばらつき
製品ごとに成分比率が変わり、品質が安定しなくなります。
歩留まり低下
再混合や再処理が必要となり、生産効率が低下します。
生産コスト増加
不良品や手直しが増えることで、コストが上昇する可能性があります。
作業時間の増加
偏析した材料を均一化するために追加作業が発生します。
偏析を防ぐポイント
落下高さをできるだけ小さくする
投入高さを抑えることで、材料の分離を軽減できます。
搬送条件を見直す
必要以上の振動や急激な搬送速度を避けることも重要です。
搬送距離を最適化する
長距離搬送では材料が分離しやすくなるため、現場に合わせた設備構成を検討しましょう。
定期的に設備を確認する
搬送経路や設備の状態を点検することで、偏析の発生要因を減らせます。
ジェクターによる効率的な搬送
空気搬送機ジェクターは、お手持ちのコンプレッサー(圧縮空気)と接続するだけで、
- 吸引
- 搬送
- 投入
- 排出(散布)
を一台で行える空気搬送機です。
ホースを活用した柔軟な搬送が可能なため、現場条件に合わせた設備構成をご提案できます。
また、本体内部にはモーターや回転部などの駆動装置を持たないシンプルなストレート構造を採用しているため、
- 故障リスクを抑えやすい
- メンテナンス負担を軽減できる
- 安定した搬送作業を行いやすい
という特長があります。
ジェクロンとの組み合わせで品質管理をサポート
集粉機(サイクロン式集塵回収装置)ジェクロンを組み合わせることで、
- 搬送物と空気を効率よく分離
- 高性能フィルターによる集塵
- フレコンバッグへの連続回収
が可能になります。
搬送から回収まで効率化することで、作業品質の維持にも貢献します。
エコ・ワークの対応事例
エコ・ワークでは、
など、多様な粉体・粒体搬送の実績があります。
現場条件や搬送物に応じて、最適な搬送システムをご提案しています。
まとめ
粉体・粒体の偏析は、
- 粒径差
- 比重差
- 落下高さ
- 搬送条件
などによって発生します。
搬送方法や設備構成を見直すことで、品質の安定化や歩留まり改善につながります。
粉体・粒体搬送設備の導入や改善をご検討中の方は、お気軽にエコ・ワークまでお問い合わせください。
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