はじめに
工場や発電所、焼却施設などで粉体や粒体を扱う現場では、「粉が固まって搬送できない」「設備内で詰まってしまう」といったトラブルが発生することがあります。
このような固着や閉塞は、生産性の低下だけでなく、設備停止やメンテナンス時間の増加にもつながります。
特に梅雨時期や湿度の高い環境では発生しやすく、現場によっては毎年悩まされる課題となっています。
本記事では、粉体が固まる主な原因と、その対策について解説します。
粉体が固まる主な原因
湿気の影響
粉体は空気中の水分を吸収すると、粒子同士が付着しやすくなります。
特に梅雨時期や雨天時は、搬送設備やコンプレッサーから供給される圧縮空気にも湿気が含まれるため、固着が発生しやすくなります。
長時間の滞留
ホッパーやサイロ内で粉体が長時間滞留すると、自重による圧密や吸湿の影響で固まりやすくなります。
微粉の多い資材
粒径の細かい粉体ほど粒子同士が付着しやすく、閉塞の原因となる場合があります。
設備条件
配管径や曲がり部の多いレイアウトでは、粉体が滞留しやすくなることがあります。
固着によって起こる問題
搬送停止
固着した粉体が配管やホッパーを塞ぎ、搬送できなくなることがあります。
作業時間の増加
固着物を除去するために設備を停止し、人力で清掃する必要が生じる場合があります。
生産性の低下
設備停止時間が長くなると、生産計画にも影響を及ぼします。
メンテナンスコストの増加
トラブル対応が増えることで、保守・点検の負担も大きくなります。
固着を防ぐためのポイント
圧縮空気の品質を管理する
空気搬送では、圧縮空気中の水分が固着の原因になることがあります。
湿度の高い時期や吸湿性の高い粉体を扱う現場では、エアドライヤーなどを使用して圧縮空気を乾燥させることで、固着のリスク低減につながる場合があります。
定期的に設備を清掃する
ホッパーや配管、コンベヤ周辺などに堆積した粉体を定期的に除去することで、トラブルの予防につながります。
搬送条件を見直す
搬送距離やホース径、搬送速度などを現場に合わせて最適化することも重要です。
ジェクターによる効率的な粉体搬送
空気搬送機ジェクターは、お手持ちのコンプレッサー(圧縮空気)と接続するだけで、
- 吸引
- 搬送
- 投入
- 排出(散布)
を一台で行える空気搬送機です。
本体内部にはモーターや回転部などの駆動装置を持たないシンプルなストレート構造を採用しているため、
- 故障リスクを抑えやすい
- メンテナンスコストを抑えやすい
- 点検箇所が少ない
という特長があります。
現場条件や搬送物に合わせた運用を行うことで、安定した搬送作業をサポートします。
ジェクロンによるクリーンな回収
粉塵飛散を抑えながら回収したい現場では、集粉機ジェクロンとの組み合わせが効果的です。
ジェクロンは、
- 搬送物と空気を効率よく分離
- 高性能フィルターによる集塵
- クリーンな空気の排気
- フレコンバッグへの連続回収
を実現します。
パルスエアーによる自動逆洗機能を備えているため、長時間運転でも安定した集塵性能を維持できます。
エコ・ワークの対応事例
エコ・ワークでは、
など、多様な粉体・粒体の搬送実績があります。
また、湿度が高い時期に圧縮空気中の水分が原因で粉体が固着しやすい現場では、エアドライヤーの活用をご提案した実績もあります。
現場ごとの資材や環境に合わせた最適な搬送方法をご提案しています。
まとめ
粉体の固着や閉塞は、
- 湿気
- 長時間の滞留
- 搬送条件
- 粉体の性質
など、さまざまな要因によって発生します。
設備の定期点検や適切な圧縮空気の管理、現場に合った搬送設備の選定によって、多くのトラブルは予防できます。
エコ・ワークでは、空気搬送機ジェクターと集粉機ジェクロンを活用し、粉体搬送の安定化と作業効率向上をご提案しています。粉体搬送でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。
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