はじめに
粉体や粒体を扱う現場では、コンプレッサーから供給される圧縮空気が重要な役割を担っています。
しかし、圧縮空気には目に見えない水分が含まれており、この湿気が様々なトラブルの原因になることがあります。
特に、
などを扱う現場では注意が必要です。
そこで活躍するのが「エアドライヤー」です。
本記事では、エアドライヤーの役割や粉体搬送設備との関係について解説します。
エアドライヤーとは?
エアドライヤーとは、コンプレッサーから供給される圧縮空気中の水分を除去する設備です。
圧縮空気には空気中の水蒸気が含まれているため、そのまま使用すると配管内や設備内部で結露が発生することがあります。
エアドライヤーを使用することで、
- 圧縮空気の乾燥
- 水分除去
- 安定したエア供給
が可能になります。
なぜ粉体搬送で重要なのか?
粉体の固結を防ぐため
湿気を含んだ空気が粉体へ触れると、粒子同士が付着しやすくなります。
その結果、
- 固結
- ダマ化
- 流動性低下
が発生することがあります。
配管詰まりを防ぐため
固結した粉体は配管内部へ付着しやすくなります。
これにより、
- 搬送能力低下
- 配管閉塞
- 作業停止
などの原因になります。
ブリッジ現象を防ぐため
ホッパー内で粉体が固まり、排出されなくなるブリッジ現象も湿気が原因となる場合があります。
特に注意が必要な搬送物
エアドライヤーの導入効果が高い搬送物として、
- 焼却灰
- フライアッシュ
- セメント系粉体
- 石灰系材料
- 微粉体
などがあります。
これらは湿気の影響を受けやすいため、圧縮空気の品質管理が重要です。
ジェクターと圧縮空気
空気搬送機ジェクターは、お手持ちのコンプレッサー(圧縮空気)と接続するだけで、
- 吸引
- 搬送
- 投入
- 排出(散布)
を行える空気搬送機です。
本体内部にモーターや回転部などの駆動装置を持たないシンプルな構造のため、
- 故障リスクが少ない
- メンテナンス負担を軽減できる
という特徴があります。
一方で、ジェクターに限らず空気搬送設備全般において、圧縮空気の品質は搬送性能に大きく影響します。
湿気が多い時期には、エアドライヤーの活用によって安定した運転につながる場合があります。
ドレン管理も重要
エアドライヤーを導入していても、
- コンプレッサー
- エアタンク
- 配管
にドレン(水分)が溜まることがあります。
定期的なドレン排出を行うことで、設備トラブルを防ぎやすくなります。
まとめ
粉体搬送設備では、圧縮空気中の湿気が
- 粉体の固結
- 配管詰まり
- ブリッジ現象
- 搬送効率低下
などの原因になることがあります。
特に梅雨時期や湿度の高い環境では、エアドライヤーによる圧縮空気の乾燥が有効な対策となります。
安定した粉体搬送を行うためには、設備だけでなく圧縮空気の品質管理も重要です。
粉体搬送や回収作業の改善をご検討中の方は、お気軽にエコ・ワークまでお問い合わせください。
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