この記事でわかること
- 製紙工場で扱われる粉体・粒体の種類
- 紙粉や原料回収で発生しやすい課題
- 空気搬送機を活用できる工程
- 導入時に確認したいポイント
- ジェクターを活用した設備改善の考え方
はじめに
製紙工場では、紙を製造する工程でさまざまな粉体・粒体が使用されています。
代表的なものとして、
- 炭酸カルシウム
- タルク
- カオリン
- デンプン
- 消石灰
- 木粉
- パルプ繊維
- 紙粉(ペーパーダスト)
などが挙げられます。
これらは原料として使用されるだけでなく、製造設備周辺へ飛散したり、集じん設備へ回収されたりすることも多く、回収や搬送に多くの時間がかかる場合があります。
現場によっては、
- スコップやほうきによる清掃
- フレコンバッグへの積み替え
- 台車での運搬
- 設備停止中の清掃作業
などが日常的に行われています。
こうした作業を効率化する方法の一つとして、空気搬送機を活用できる可能性があります。
本記事では、製紙工場で空気搬送機を活用できる場面や、導入時のポイントについて解説します。
製紙工場ではどのような粉体を扱う?
製紙工場では用途に応じてさまざまな粉体・粒体が使用されています。
代表的なものは次のとおりです。
- 炭酸カルシウム
- タルク
- カオリン
- デンプン
- 消石灰
- 木粉
- パルプ繊維
- 紙粉(ペーパーダスト)
- 古紙由来の微粉
- スラッジ
これらは粒径や比重、水分量が異なるため、搬送方法も搬送物に合わせて検討する必要があります。
製紙工場で発生しやすい課題
紙粉の飛散による清掃作業
紙を断裁・加工する工程では、多くの紙粉が発生します。
紙粉は設備周辺だけでなく、
- 配管上部
- コンベア周辺
- モーター周辺
- 床面
にも堆積するため、定期的な清掃が必要になります。
原料のこぼれによるロス
炭酸カルシウムやタルクなどの原料は、投入時や搬送時にこぼれることがあります。
少量でも毎日発生すると、
- 原料ロス
- 清掃時間の増加
- 作業環境の悪化
につながる場合があります。
人力による回収作業
設備周辺へこぼれた粉体は、
- スコップ
- ほうき
- 掃除機
- 台車
などを使用して回収している現場もあります。
人力作業が多い場合、作業者への負担が大きくなる可能性があります。
設備停止中の清掃
設備内部へ粉体が堆積すると、生産停止中にまとめて清掃を行うケースがあります。
清掃時間が長くなるほど設備停止時間も長くなり、生産効率へ影響する場合があります。
空気搬送機を活用できる工程
紙粉の回収
床面や設備周辺へ堆積した紙粉を吸引し、
- ドラム缶
- フレコンバッグ
- 回収容器
へ直接搬送できる可能性があります。
原料の回収
炭酸カルシウムやタルクなど、こぼれた原料を回収し、再利用できる場合があります。
原料ロスの低減につながる可能性があります。
集じん設備の回収物搬送
集じん機に溜まった紙粉や微粉を回収容器まで搬送する用途にも活用できる可能性があります。
ピットや設備下部の清掃
設備下部やピットへ堆積した粉体は、人力で回収するのが難しい場合があります。
吸引ホースを使用することで、狭い場所からでも回収しやすくなる可能性があります。
導入時に確認したいポイント
製紙工場では搬送物によって性質が異なります。
導入前には、
- 粒径
- 水分量
- 比重
- 搬送距離
- 搬送量
- 異物混入
- 配管経路
- 使用できるコンプレッサー
などを確認することが重要です。
紙粉は軽量ですが舞いやすく、炭酸カルシウムなどは比重が高いため、搬送条件は大きく異なります。
ジェクターを活用した設備改善
空気搬送機ジェクターは、お手持ちのコンプレッサー(圧縮空気)と接続するだけで使用できます。
ジェクターは、
- 吸引
- 搬送
- 投入
- 排出(散布)
を1台で行える空気搬送機です。
本体内部はシンプルなストレート構造となっており、駆動部を持ちません。
製紙工場では、
- 紙粉の回収
- 原料の回収
- 設備周辺の清掃
- 集じん設備との組み合わせ
などへの活用が考えられます。
搬送物によって適した設備構成は異なるため、エコ・ワークでは実際の搬送物を使用した搬送テストをご提案しています。
摩耗対策について
空気搬送設備では、排出部が最も摩耗しやすい箇所です。
炭酸カルシウムやタルクなど摩耗性のある粉体を長期間搬送する場合には、ホースや排出口が摩耗する可能性があります。
エコ・ワークでは、摩耗性の高い搬送物には排出部へ接続するセラミック補強耐摩耗ホースをご提案しています。
搬送物に適したホースを選定することで、設備の安定稼働や交換頻度の低減につながります。
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ブラスト材回収・分別作業
パーライト回収・投入作業
エコ・ワークのサポート
エコ・ワークでは、搬送物の性状や現場条件を確認したうえで、空気搬送機ジェクターを活用した設備構成をご提案しています。
製紙工場で扱われる粉体・粒体についても、実際の搬送物を使用した搬送テストを行うことで、
- 安定して吸引・搬送できるか
- 必要な搬送能力を確保できるか
- ホースや配管内で詰まりが発生しないか
- 摩耗対策が必要か
- 集粉機との組み合わせが必要か
などを事前に確認できます。
「紙粉の清掃作業を効率化したい」
「炭酸カルシウムのこぼれを回収したい」
「集じん設備で回収した粉体を搬送したい」
といったご相談にも対応しています。
まとめ
製紙工場では、紙粉や各種粉体原料の回収・搬送・清掃作業に多くの時間と人手を要する場合があります。
空気搬送機を活用することで、
- 人力による回収作業の負担軽減
- 原料ロスの低減
- 設備周辺の清掃効率向上
- 作業環境の改善
- 設備停止時間の短縮
につながる可能性があります。
一方で、粉体の種類や比重、水分量、搬送距離によって適した設備構成は異なります。
導入前には実際の搬送物を使用したテストを行い、現場に適した機種やホース構成を検討することが重要です。
設備導入や設備改善をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
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