この記事でわかること
- 肥料工場で扱われる粉体・粒体の種類
- 肥料工場で発生しやすい搬送・回収の課題
- 空気搬送機を活用できる工程
- 導入時に確認したいポイント
- ジェクターを活用した設備改善の考え方
はじめに
肥料工場では、さまざまな粉体・粒体原料を混合・造粒・乾燥し、農業用肥料を製造しています。
工程内では、
- 化成肥料
- 有機肥料
- 尿素
- 硫安
- 塩化カリ
- リン酸肥料
- 石灰資材
- 微量要素肥料
など、多くの粉体・粒体を取り扱います。
これらは原料投入や混合作業、袋詰め工程などで搬送されますが、設備周辺へのこぼれや粉じんの発生により、清掃や回収作業へ多くの時間を要する場合があります。
現場によっては、
- スコップで回収している
- フレコンバッグへ積み替えている
- 台車で運搬している
- 設備停止中にまとめて清掃している
といったケースも少なくありません。
こうした作業を効率化する方法の一つとして、空気搬送機を活用できる可能性があります。
本記事では、肥料工場で空気搬送機を活用できる工程や導入時のポイントについて解説します。
肥料工場で扱われる主な搬送物
肥料工場では、工程ごとにさまざまな粉体・粒体を取り扱います。
代表的なものは、
- 化成肥料
- 有機肥料
- 尿素
- 硫安
- 塩化カリ
- リン酸肥料
- 石灰資材
- 微量要素肥料
- 肥料ペレット
- 肥料原料粉末
などです。
粉体だけでなく粒状製品も多く扱われるため、搬送物に合わせた設備選定が重要になります。
肥料工場で発生しやすい課題
原料のこぼれによるロス
原料投入時やコンベア搬送時には、粉体や粒体が設備周辺へこぼれる場合があります。
少量でも毎日積み重なることで、
- 原料ロス
- 清掃時間の増加
- 作業環境の悪化
につながる可能性があります。
粉じんの発生
粉体原料は投入時や混合作業中に粉じんが発生する場合があります。
粉じんが設備周辺へ堆積すると、
- 清掃頻度の増加
- 作業環境の悪化
- 設備メンテナンスの負担
につながることがあります。
人力による回収作業
設備周辺へこぼれた肥料を、
- スコップ
- ほうき
- 掃除機
- 台車
などで回収している現場もあります。
肥料は比重のある製品も多く、繰り返し作業による負担が大きくなる場合があります。
設備停止中の清掃
設備内部やピットへ肥料原料が堆積すると、生産停止中にまとめて清掃するケースがあります。
回収作業が長引くほど、生産再開までの時間も延びる可能性があります。
空気搬送機を活用できる工程
床面へこぼれた肥料の回収
設備周辺へこぼれた肥料を吸引し、
- フレコンバッグ
- ドラム缶
- 回収容器
などへ直接搬送できる可能性があります。
コンベア下の原料回収
ベルトコンベアや投入設備下部へ堆積した原料を効率よく回収できる可能性があります。
ピット内の清掃
設備下部やピットへ堆積した肥料原料は、人力での回収に時間がかかります。
吸引ホースを使用することで、狭い場所でも回収しやすくなる可能性があります。
集じん設備で回収した粉体の搬送
集じん設備へ回収された粉体を、
- 回収容器
- フレコンバッグ
- 処理設備
まで搬送する用途にも活用できる可能性があります。
導入時に確認したいポイント
肥料工場では搬送物によって性質が異なります。
導入前には、
- 粒径
- 比重
- 水分量
- 搬送距離
- 搬送量
- 配管レイアウト
- コンプレッサー容量
- 固まりやすさ
などを確認することが重要です。
吸湿しやすい肥料や粒状製品では、搬送条件に応じた設備選定が求められます。
ジェクターを活用した設備改善
空気搬送機ジェクターは、お手持ちのコンプレッサー(圧縮空気)と接続するだけで使用できます。
ジェクターは、
- 吸引
- 搬送
- 投入
- 排出(散布)
を1台で行える空気搬送機です。
本体内部はシンプルなストレート構造で、駆動部を持たないため、メンテナンス性にも配慮されています。
肥料工場では、
- 原料の回収
- 肥料製品の回収
- コンベア周辺の清掃
- ピット内の回収
- 集じん設備との組み合わせ
などへの活用が考えられます。
搬送物によって適した設備構成は異なるため、エコ・ワークでは実際の搬送物を使用した搬送テストをご提案しています。
排出部の摩耗対策
空気搬送設備では、排出部が最も摩耗しやすい箇所です。
肥料原料の種類によっては摩耗性が高いものもあるため、ホースや排出口の摩耗対策が重要になります。
エコ・ワークでは、摩耗性の高い搬送物には排出部へ接続するセラミック補強耐摩耗ホースをご提案しています。
搬送物に適したホースを選定することで、設備の安定稼働や交換頻度の低減につながります。
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エコ・ワークのサポート
エコ・ワークでは、搬送物の性状や現場条件を確認したうえで、空気搬送機ジェクターを活用した設備構成をご提案しています。
肥料工場で扱われる粉体・粒体についても、実際の搬送物を使用した搬送テストを行うことで、
- 安定して吸引・搬送できるか
- 必要な搬送能力を確保できるか
- 配管内で詰まりが発生しないか
- 摩耗対策が必要か
- 集粉機や分別機との組み合わせが必要か
などを事前に確認できます。
「こぼれた肥料原料を効率よく回収したい」
「コンベア周辺の清掃作業を省力化したい」
「集じん設備で回収した粉体を搬送したい」
「設備停止時間を短縮したい」
といったご相談にも対応しています。
まとめ
肥料工場では、化成肥料や有機肥料、尿素、硫安、塩化カリなど、さまざまな粉体・粒体を取り扱います。
これらの回収・搬送作業を効率化することで、
- 人力による回収作業の負担軽減
- 原料ロスの低減
- 清掃作業の効率化
- 作業環境の改善
- 設備停止時間の短縮
につながる可能性があります。
一方で、肥料の種類によって粒径や比重、水分量、固まりやすさは異なるため、搬送物に合わせた設備選定が重要です。
設備導入をご検討の際は、実際の搬送物を使用した搬送テストを行い、現場に適した設備構成を検討することをおすすめします。
設備導入や設備改善をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
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